「感謝と貢献」第872日

『生き方働き方創造』

地球をごきげんに!MEH<目的>三位一体(人間・生物・環境)永久平和実現 (価値基準)調和・進化・成長を進めていくシナジーポイント

シナジーについては、重要なので、別途、ブログに記載(長文ですが、ご覧いただくとイメージわくと思います)

 

宇宙船地球号」を提唱したバックミンスターフラーは、

生態系調和を念頭において、

「より少ないもので、より多くを成す」

 

【ごきげん消費生活】共創の活動媒介をするチーム100社(分包)の事業者をシナジーポイントとして【調和・進化・成長】の大いなる連鎖エネルギーの流れをつくる。

 

【ごきげん】商品・サービス開発<生態系調和貢献事業>により、事業者(チーム100社※分包)によるごきげん経済【調和・進化・成長】

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【ごきげん】商品・サービス開発の心得

「調和の心をもち、より少ないもので、より多くを成す」

建物であれば、より少ない面積・資材でつくる

交通であれば、より少ないエネルギーで移動。

食であれば、より少ないエネルギー消費に貢献(※地産地消経済、フードロス削減など)

以上のことから、少し応用して考えてみて、

【ごきげん消費生活】共創の活動媒介をする1チーム100社(分包)の事業者集まりで、より多くを成すことをチームで創意工夫していく。

★ごきげん細胞(生物・環境)人間中心的から三位一体的への遷移『ごきげん消費生活協同組合』(仮名称)をテーマにして、

ごきげん消費生活共創事業者をシナジーポイントとして【ごきげん】商品・サービス開発することで、

ごきげん細胞(生物・環境)三位一体的のごきげん経済を協同運営していくこと。

 

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シナジーについて

宇宙船地球号操縦マニュアル 著)バックミンスターフラー・訳)芹沢高志 版)ちくま学芸文庫より抜粋

いろいろな講演会で聴衆に聞いてみると、シナジーのことを知っているのは300人に1人しかいないこを発見した。これは明らかに一般的な言葉じゃない。

シナジーとは、システムの中の別々の部分、あるいはそうした部分の寄せ集めの振る舞いをバラバラに見ていても、決して予想が出来ないような、そんなシステム全体の振る舞いを指すもので、こんなことを意味するのは私たちの言葉の中でただ一つ、シナジーだけだ。足の指の化学だけを調べていたって、そこに人間存在を示すものは何もない。

 今度は、国立栄養協会の化学部門で、「シナジーという言葉を知っている人は?」と聞いてみると、全員が手を挙げた。シナジーは化学の分野では本質なのだ。クロームニッケルのスチールの抗張力は、一インチ平方あたりおよそ35万ポンドで、この合金をつくっている金属成分のそれぞれの抗張力を合計したものより大きい。ここには、すべての鎖の環の強さを足し合わせたより、50パーセントも強い「鎖」があるということになる。鎖全体の強さは、もっとも弱い環の強さ以上にあるわけがないと、ふつうに私たちは考えるが、この考えは間違っている。たとえば、全てが等しい強度をもち、その原子は常に自己更新をしているような環が無限に連結した鎖のことを考えてみればいい。あるいは、そのような環があらゆる方向に広がって連結した鎖のマトリックスを考えてもよい。環が一つ壊れて、少しの間、局所的に空洞ができることはあっても、全体の強度を弱める効果はない。マトリックス内のすべての環は破壊と生成を繰り返し、高振動でシステムを再構造化していくからだ。

 部分的な振る舞いからは予想もできない全体の振る舞いというのを表す言葉がシナジー一つだということをみても、部分から予想できない全体の振る舞いなんて存在しないと、社会が考えていることは明らかだ。これは、社会に正式に受け入れられている考えとか、他のものを認めるやり方とかが、「宇宙進化」のシナリオのなかの、概念ではとらえられない部分の本質を把握するには、はなはだ不向きであるということを表している。

 電子だけを見ていても陽子のことはわからないし、地球とか月だけを見ていても、その太陽との共存関係はわからない。太陽系はシナジー的で、その部分だけを見ていても振る舞いを予想できない。供給母船太陽が地球に供給するエネルギーと、月が地上に重力的に生み出す潮の満ち引きが相互に作用して。「地球号」上の生命再生の原因ではないものの、それを可能にする生物圏の化学的条件が生み出される。これらはみんなシナジェティックなこと、地球上の緑色植物が吐き出す気体も、それだけを見ていては、それが「宇宙船地球号」上のほ乳類たちの生命維持にとって不可欠なものになることはわからないし、同様に、ほ乳類だけを見ていても、彼らが吐き出す気体が「宇宙船地球号」上の植物たちの生命維持にとって不可欠なものになることはわからない。宇宙はシナジェスティックだ。生命はシナジェスティックだ。

 シナジー的に要約すれば、世界中の数多くの聴衆に接してきた私の経験でも、シナジーという言葉を聞いたことがある人間は、学生であっても300人に1人しかおらず、これまで述べてきたように、こんな意味をもつ言葉はこれだけだ。世界中の人間は明らかに、部分からは予想もつかない全体システムの振る舞いがあるとは考えていない。これは専門分化の行き過ぎの結果でもあるし、昔の海賊の全体に関わったビジネスが、連中の傀儡たち、封建君主や土地の政治家たちに、そのまま任されたままになってきたことにもよる。

 シナジーから引き出される命題として、全体の振る舞いと、ある部分の最小の振る舞いを知っていれば、残りの部分の価値を発見できるというのがある。ちょうど三角形の角度の総和を、その6つの部分のうちの3つの振る舞いを知っていれば、残りを見積もれるのと同じことだ。