「感謝と貢献」第765日
『生き方働き方創造』
協同による社会デザイン(日本経済評論社)兼子厚之氏の文章よりそのまま抜粋
協同組合の歴史は、時代と経済・社会の変化によって明確な変遷を辿ってきた。それは、協同組合を必要とする主体者の「組合員が、その時代に暮らし、生きていることからその時代と社会においての願いを協同でかなえようとしている存在である」という必要条件からである。
時代の要請に応えず存在価値が期待されない。と人々に判断された協同組合は、やがて衰退し破綻する。そこで人々は次に時代の要請に応える存在価値ある協同組合を求め、必要な協同組織を生み出して、新しい協同組合のあり方をカタチにしてきた。このように協同組合の歴史をたどると、「協同組合は時代を映す鏡である」と言えよう。