「感謝と貢献」第683日

『生き方働き方創造』

スケールフリーネットワーク(Scale free Network)

松尾:実世界を含むスケールフリーネットワークって一体何だろう、というのが最初の問いなわけですね。

島田:そうです。それをCPS(サイバーフィジカルシステム)におけるスケールフリーネットワークと呼んでいます。

松尾:なるほど。そして、その中には人間も含まれる、と。

島田・おっしゃる通りです。人間が中心です。

松尾:すると、スケールフリーネットワークロングテール性で言うと、何がヘッドの部分で何がテールになるのか、ということですね。

島田:ネットワークが繋がっていく中で、いろいろなサービスが勝手に生まれてきます。すると人気のサービスとそうでないサービスが分かれていき、ヘッドとテールを形成するのかな、と。ただ大事なのは、テールが生まれるようなリンク構造を、誰もが簡単に作れる仕組みを用意するということではないでしょうか。

松尾:おっしゃる通りですね。

(中略)

航空の世界は「ハブ&スポーク」でした。ところが、これは固定化されているものではないので、小さくても遠くまで飛ぶ飛行機が出始めると、

今度はローカル路線とローカル路線が勝手につながり始めるんです新しくスケールフリーネットワーク化が進んでいきます。鉄道を引かなければ

ならないという旧来のフィジカルと、拠点と拠点を飛び越えられる飛行機、デジタルもそうですが、こうしたものを組み合わせると様々なことが

起きてくる。

スケールフリーネットワーク ものづくり日本だからできるDX 単行本(ソフトカバー) – 2021/1/8

島田 太郎 (著), 尾原 和啓  (著) 出版社 ‏ 日経BPより抜粋

 

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