「感謝と貢献」稽古第２０３日

『まちの健康ステーション』

（共創マーケティングプログラム）

市場・顧客創造のため

協働による商品開発、サービス開発の仕組み

河合隼雄 先生の著書を読み学んだこと

臨床心理士として

個人的体験を重視して患者の人生を受け切り一体となることで

人生を拓くサービスの在り方

人生学　

（河合隼雄　著書より）

『人間はそれぞれが「自分の人生を生きている。

それは一回限りで、唯一のことである。まさにかけがえない。

大切に生きたいと思う。その人生を「いかに生きるべきか」ということに指針を

与えてくれるものとして、哲学や倫理学がある。心のことについては心理学もある。

その他いろいろの多くの学問の成果は、

確かに人間の生き方に対して示唆を与えてくれる。』

しかし、実際的に考えると、

これらの学問はあまり役立っていない

一昔前は、

「学」などに頼らず、

昔からの言い伝えや、先輩の生き方や教えに従うことによって、

人は生きてきたのだ。

現代では、

社会の変化の速度があまりにも激しくなったので、

古い教えは力を失ってしまった。

さらに今は、情報洪水。

誰を頼っていいのか？

判断基準が見つからない？

自分で考えることが必要。

自分のために自分で考えるため、

あくまで個人的体験を重視。

ここがこれまでの「学」と異なるところ。

具体的に言うと？

個別的で具体的なことを土台とするが、

それだけでは身勝手になったり偏ったりするので、

あくまで個別的で具体的な実体験を基にしつつ、

それを深めていくことによって、

だんだんと一般性を持つように努める。

頭から「真理は一つ」と決め込んで、

唯一の正しいことを示そうとするのではなく、

生きた体験から出てきたものを互いに照らし合わせて、

多様な人生のあり方を明らかにしていき、

そこで、

さて、「私の生き方は」と考える。