「感謝と貢献」稽古第119日

『まちの健康ステーション』

(人生バックアップ環境)

徳を積む土台を育て続ける「毎日、徳の積み重ね」

 

教育勅語

朕惟フニ、我ガ皇祖皇宗、國ヲ肇ムルコト宏遠二、徳を樹ツルコト深厚ナリ。

我ガ臣民、克ク忠二克ク孝二、億兆心ヲ一ニシテ、世々厥ノ美ヲ済セルハ、

此れ我ガ國体ノ精華二シテ、教育ノ淵源、亦実二此二存ス。

爾臣民、父母二孝二、兄弟二友二、夫婦愛和シ、朋友相信ジ、恭倹己レヲ持シ、

博愛衆二及ボシ、学ヲ修メ、業ヲ習ヒ、以テ智能ヲ啓発シ、徳器ヲ成就シ、

進ンデ公益ヲ広メ、世務ヲ開キ、常二國憲ヲ重ジ、國法二遵ヒ、一旦緩急アレバ、

義勇公二奉ジ、以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スベシ。是ノ如キハ、独リ朕ガ忠良ノ臣民タルノミナラズ、又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顕彰スルニ足ラン。

斯ノ道ハ、実二我ガ皇祖皇宗ノ遺訓二シテ、子孫臣民ノ俱二遵守スベキ所、

之ヲ古今二通ジテ謬ラズ、之ヲ中外二施シテ悖ラズ。朕、爾臣民ト俱二拳々服膺シテ咸其徳ヲ一二センコトヲ庶幾フ。

明治二十三年十月三十日

御名 御璽

 

わたくしは、われわれの祖先が、遠大な理想のもとに、道義国家の実現を目指して、日本の国をおはじめになったものと信じます。そして、わが国民が忠孝両全の道を完うして、みんなで心を合わせて努力した結果、今日に至るまで、見事な成果をあげてきたことは、もとより日本のすぐれた国柄の賜物といわねばなりませんが、教育の根本もまた、道義立国の達成にあると信じます。

 国民の皆さん、子供は親に孝養を尽くし、兄弟・姉妹は互いに助け合い、夫婦は仲むつまじく和らぎ合い、友達は胸を開いて信じ合い、また自分の言動を慎しみ、すべての人々に愛の手をさしのべ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、人格をみがき、さらに進んで社会公共のために貢献し、また法律や秩序を守ることは勿論のこと、非常事態が発生した場合は、身命をささげて国の平和と安全のために奉仕しなければなりません。

 これらのことは、善良な国民として当然のつとめであるばかりでなく、われわれの祖先が今日まで身をもって示し残された伝統的な美風を、さらにいっそう明らかにすることでもあります。

 このような国民の歩むべき道は、祖先の教訓として、われわれ子孫の守らなければならないところです。それと共に、このおしえは、昔も今も変わらない正しい道であり、また日本ばかりでなく、外国に示しても、まちがいのない道であります。従って、わたくしも国民の皆さんと共に、父祖の教えを胸に抱いて、立派な徳性を高めるように、心から願い誓うものであります。

(国民道徳協会の訳文および明治神宮社務所編刊『大御心』参照)

著書「昭和天皇の学ばれた 教育勅語」より

 

f:id:CreatingValue:20201107204840j:plain

 

 

f:id:CreatingValue:20201107205000j:plain

f:id:CreatingValue:20200725231031j:plain